スペインに 出展が決まった。
日本画のような、作品にしたかった。
日本人らしい、 『春』が描きたかった。
搬入の締め切り後に お声がけいただいた為、
まったく 製作時間がなく。
2週間ほどで 描きあげた気がする。
現地で お会いした日本画の先生に、
「構図も技法も、日本画だと思った」と
言って頂けたのは、純粋に 嬉しかった。
金色を 好んで使った。
光には、ピンクを使った。
白梅は、青で描いた。
冷たい冬に、 咲いたから。
コレは、こんな お話。
冬の凍える部屋の中で 寝そべっている。
窓からは、ウグイスの声が 聞こえた気がした。
でも、身を乗り出さなければ、その姿は見えない。
花の香りも届かない。
ずっと、春を待っていたのに。
いざ 季節が めぐっても、そのまま 横たわっている。
そんなコトは 悲しい。
オズオズと 窓辺に近づいて、見上げてみる。
白梅は、太陽の下で ほほえんでいる。
ウグイスも、きっと。
どこかに いるんだろう。
英語でのタイトルは『 A spark of Joy 』
スペイン語のタイトルは
『 Un destello de alegria 』
直訳すれば、『 喜びの光 』
この絵を見る人は、大概 首をかしげて、
「この角度で いいんですか?」と聞く。
この角度で いいんです。
寝転んだまま、見上げた空だから。
なので どちらかと言うと、
床でゴロリと寝て 見てほしい。
( そんな展示会があれば、ずいぶんとシュールだ )
音楽は、Minnie Riperton の 『 Lovin’ You 』
昔から 大好きな曲。
小鳥のさえずりと、ミニーの歌声が、
キラキラとした 春の訪れに相応しい
可愛らしい曲。
ウグイスは、この絵には いない。
きっともっと、空の向こうにいるハズ。
探しに行くから、いいんです。
そういう絵。
春はきっと。
ときめきの 季節。
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