まど ~鮮やかな紫水晶も 共に砕いて~
古い縄が ほどけるような
ぶつり という 音を聞いた
雨で蒸された 埃の臭い
重い湿度で 背骨が寒い
頬は焼けて 何も見えない
もう それでいい
息も できないから
この 強風に倒されて、 街角のシミになればいい
アスファルトに燃やされて、 そのまま 煙になればいい
スモッグまるごと かき集めて、 紫の雲に なればいい
そしたら 空が 泣いてくれる
そしたら 明日も
泣いてくれる
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